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海外への修学旅行、スマホはどう使う?海外Wi-Fiレンタルは必要?

海外への修学旅行では、スマートフォンをどのように利用するかが重要な検討事項となります。特に通信手段の確保は、緊急時の連絡や情報収集、そして思い出の記録に欠かせない要素です。
この記事では、海外でスマートフォンを安全かつ快適に利用するための様々な方法と、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。適切な通信手段を選ぶことで、修学旅行がより充実したものになるでしょう。
海外でスマホを利用する際の注意点

海外でスマートフォンを利用する際には、いくつかの注意点があります。特に通信費に関するリスクや、セキュリティ面での危険性を理解しておくことが重要です。さっそく見ていきましょう。
国際ローミング(データローミング)による高額請求のリスク
国際ローミング(データローミング)とは、海外で日本の携帯電話やスマホをそのまま利用できる便利なサービスです。日本の通信事業者が提携している海外の通信事業者の回線を利用するため、新たに機器をレンタルしたり、SIMカードを入れ替えたりする手間がかかりません。
しかし、この国際ローミングには高額請求のリスクが伴うことがあります。特に、データ通信を無制限で利用できる定額プランに加入していない場合、データ量に応じた従量課金となり、わずかな通信でも予想以上に高額な請求が発生する可能性があるのです。
例えば、高画質の動画を数分視聴しただけで、数十万円以上の請求になるケースも報告されています。このような事態を避けるためには、渡航前に契約している通信事業者の料金プランやオプションサービスを必ず確認し、必要に応じてプランの変更やデータローミング設定のオフを検討しましょう。
また、バックグラウンド通信による意図しないデータ消費を防ぐため、アプリの自動更新機能をオフにしておくことも大切です。緊急時の連絡手段として通話機能のみを利用する場合も、着信時にも通話料が発生することがあるため、事前に料金を確認しておくことが推奨されます。
無料Wi-Fiの潜在的な危険性
海外のホテルやカフェ、空港などで提供されている無料Wi-Fiは、手軽にインターネットを利用できる便利な手段ですが、潜在的な危険性が潜んでいます。セキュリティ対策が不十分な無料Wi-Fiに接続すると、悪意のある第三者に通信内容を盗み見られたり、個人情報やパスワードが窃取されたりするリスクがあるのです。
また、偽のアクセスポイントを利用した中間者攻撃やフィッシング詐欺、さらにはウイルス感染のリスクも指摘されています。このような危険な無料Wi-Fiは「野良Wi-Fi」とも呼ばれ、提供元が不明確であったり、ネットワーク名(SSID)が個人名や意味不明な文字列であったりする特徴があります。最悪の場合、スマートフォンが乗っ取られたり、身に覚えのない誹謗中傷がSNSに投稿されたりする被害に遭う可能性も否定できません。無料Wi-Fiを利用する際は、これらのリスクを十分に理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。
無料Wi-Fiの主なリスク
無料Wi-Fiの利用には、いくつかの主要なリスクが存在します。
まず、通信内容の傍受です。暗号化されていないWi-Fiに接続すると、送受信されるメールの内容、閲覧履歴、さらにはウェブサイトのIDやパスワードといった個人情報が、悪意のある第三者によって簡単に盗み見られる可能性があります。
次に、なりすましアクセスポイントによる被害です。これは、正規のWi-Fiサービスに似た名前(SSID)の偽のアクセスポイントを悪意のある第三者が設置し、利用者を偽サイトへ誘導して個人情報を入力させたり、マルウェアをダウンロードさせたりする手口です。知らずに接続してしまうと、情報漏洩やデバイスの乗っ取りにつながる危険性があります。
さらに、無料Wi-Fi経由でのウイルス感染のリスクも無視できません。セキュリティが甘いWi-Fiに接続することで、ウイルスやマルウェアに感染し、端末の動作が不安定になったり、遠隔操作されたり、データが盗まれたりする恐れがあります。
これらのリスクは、無料Wi-Fiの利便性の裏に潜む大きな落とし穴であり、特に海外という慣れない環境では、より一層の注意が求められます。
無料Wi-Fi利用時の確認事項
無料Wi-Fiを安全に利用するためには、いくつかの確認事項と対策を実践することが重要です。
まず、接続するWi-Fiサービスと、これから接続しようとしているSSID(接続先の名前)が相違ないかを確認しましょう。店舗などが正規に提供しているWi-Fiのみを利用し、提供者が不明な「野良Wi-Fi」には安易に接続しないことが基本です。特に、SSIDの横に鍵マークがついているかを確認し、暗号化されているWi-Fiを選ぶようにしましょう。暗号化されていないWi-Fiでは、通信内容が筒抜けになる可能性があります。
また、無料Wi-Fi利用中は、個人情報の入力やオンラインショッピング、SNSのログインなど、機密性の高い情報のやり取りは控えるべきです。もし、これらの操作が必要な場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク)を活用することで、通信を暗号化し、安全性を高めることができます。
さらに、スマートフォンのWi-Fi自動接続機能を普段はオフにしておき、必要な時だけ手動で接続する習慣をつけることも有効です。セキュリティソフトを導入することも、万が一被害に遭った際のリスクを軽減する一助となるでしょう。これらの対策を講じることで、無料Wi-Fiの危険性を最小限に抑え、安全に利用できます。
海外での通信手段の選択肢

海外での修学旅行において、スマートフォンを快適に利用するためには、通信手段の選択が非常に重要です。国際ローミング以外にも、いくつかの方法があり、それぞれの特徴を理解して最適な選択をすることが求められます。
国際ローミング以外の通信手段についてさっそく見ていきましょう。
海外Wi-Fiレンタル
海外Wi-Fiレンタルは、海外でのインターネット接続手段として広く利用されています。
これは、事前にWi-Fiルーターをレンタルし、渡航先の空港で受け取ったり、自宅へ配送してもらったりする方式です。現地で電源をオンにするだけでWi-Fiが使えるようになるため、手軽に利用できる点が魅力です。特に、複数の国を周遊する場合にも対応できるプランがあるため、旅程が複雑な修学旅行でも活用しやすいでしょう。
ただし、レンタルルーターを持ち運ぶ手間や、バッテリー切れへの対策としてモバイルバッテリーの携帯が必要になる点には留意が必要です。また、返却期限を過ぎたり、ルーターを紛失・破損させたりした場合には、高額な追加料金が発生する可能性もあるため、契約内容や補償オプションを事前に確認しておくことが大切です。
海外Wi-Fiレンタルのメリット
海外Wi-Fiレンタルには、いくつかの大きなメリットがあります。
まず、設定が簡単である点です。日本の空港カウンターや自宅でルーターを受け取り、現地で電源を入れるだけで、すぐにインターネットに接続できます。複雑な設定は不要なため、海外での通信環境に不安を感じる方でも安心して利用できるでしょう。
次に、複数の機器を接続できるという点です。レンタルするルーターによっては、スマートフォンだけでなく、タブレットやPCなど複数のデバイスを同時に接続することが可能です。また、サービスで許可されている場合は、友人や家族とWi-Fiをシェアして利用できるため、各自で通信手段を準備するよりも手間が省け、費用も割り勘にすることで経済的に利用できます。
さらに、通信速度が安定していることもメリットとして挙げられます。海外用ポケットWi-Fiは、一般的に高速通信が安定して提供されており、ウェブページの閲覧や音声通話、SNSへの写真投稿などもスムーズに行えるでしょう。多くのレンタルサービスが24時間365日のサポートを提供しているため、万が一トラブルが発生した場合でも、日本語で相談できる安心感があります。
海外Wi-Fiレンタルのデメリット
海外Wi-Fiレンタルには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
まず、ルーターの受け取りと返却、そして持ち運びの手間がかかる点です。出発前に空港カウンターで受け取ったり、自宅へ配送してもらったりする必要がありますし、帰国時も同様に返却が必要です。旅行中も常にルーターを持ち歩く必要があるため、荷物が増えてしまうのは避けられません。特に、長時間の外出や別行動をする場合には、モバイルバッテリーの携帯も必須となり、充電管理も必要になります。ルーターの充電が切れてしまうとWi-Fiが利用できなくなるため、こまめな充電が求められます。
また、1日で使えるデータ容量に制限があるプランが多いため、複数人で利用したり、動画視聴などで大量のデータを使用したりすると、速度制限がかかる可能性があります。
さらに、レンタルルーターの紛失や破損、汚損といったトラブルが発生した場合、オプションの補償パックに加入していなければ、高額な修理費用や弁償費用が発生するリスクも考慮しなければなりません。
これらのデメリットを理解した上で、自身の利用スタイルに合った選択をすることが重要です。
海外SIMカード
海外SIMカードは、渡航先で現地のmobile通信網に接続して通話やデータ通信を利用するための通信手段です。自分のスマートフォンに現地のSIMカードを差し替えて使用します。国際ローミングと比較して通信費を安く抑えられるケースが多く、特に長期滞在の場合にはコストパフォーマンスに優れている傾向があります。SIMカードは海外の空港や街中のモバイルショップで購入できるほか、日本で事前にオンライン購入することも可能です。
ただし、利用するスマートフォンがSIMフリー端末である必要があるため、事前に確認が必要です。また、SIMカードの入れ替え作業やAPN設定など、初期設定に手間がかかる場合があります。複数人で利用する場合は人数分のSIMカードが必要になるため、グループでの利用には不向きな側面もあります。
海外SIMカードのメリット
海外SIMカードの利用には、いくつかの明確なメリットがあります。
まず、国際ローミングと比較して通信費を大幅に抑えられる点です。現地の通信会社のプランを直接利用するため、データ通信料金が割安になることが多く、特に長期滞在では経済的なメリットが大きくなります。
次に、Wi-Fiルーターを持ち歩く必要がないという利便性です。スマートフォン本体にSIMカードを挿入して使用するため、荷物が増えず、充電切れの心配もスマートフォン本体のバッテリーのみで済みます。
また、場所を選ばずにスマートフォンを利用できるため、Wi-Fiスポットに縛られることなく、いつでも自由にインターネットに接続できるのも大きなメリットです。データ容量別のプリペイドプランや、通話・データ専用プランなど、自身の利用目的に合わせた柔軟な選択肢が用意されていることも多く、最適なプランを選びやすいでしょう。
さらに、現地ネットワークを利用するため、安定した通信が期待できる点も魅力です。一部のSIMカードでは、複数の国を周遊する際に便利に利用できる周遊SIMも提供されています。
海外SIMカードのデメリット
海外SIMカードには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。
まず、SIMフリーのスマートフォンが必要であるという点です。日本の大手キャリアで購入したスマートフォンの中には、SIMロックがかかっているものがあり、その場合はSIMロック解除の手続きを行わなければ海外SIMカードを利用できません。
次に、準備や設定に手間がかかることが挙げられます。SIMカードの差し替え作業が必要な上、インターネットに接続するためにはAPN設定(アクセスポイント名設定)を自分で行わなければならない場合があり、慣れていないと戸惑う可能性があります。日本で事前に契約する際は、サービス会社に設定を任せられることもありますが、現地で購入する場合は自身で設定を行う必要が生じます。
また、SIMカードはスマートフォン1台につき1枚が必要となるため、複数人で利用する場合は人数分のSIMカードを用意しなければなりません。そのため、グループでの旅行には不向きな場合があるでしょう。さらに、現地で購入する際には、言語の問題や、適切なプランを選ぶための情報収集が必要になることもデメリットとして挙げられます。
修学旅行でのスマホ利用の検討

修学旅行でのスマートフォンの利用は、生徒にとって旅の安全確保や思い出作りにおいて非常に重要な要素となります。現地での具体的な活用方法や、データ通信量の目安を把握しておくことで、より安心して充実した旅行が実現できるでしょう。
現地でのスマートフォンの活用方法
修学旅行におけるスマートフォンの活用方法は多岐にわたります。
まず、緊急時の連絡手段としての役割は非常に重要です。グループ行動や自由行動中に、先生や添乗員との連絡、あるいはグループ内の生徒同士の連絡手段として活用できます。集合時間や場所の変更など、緊急性の高い情報も素早く共有できるため、安心して行動できるでしょう。
また、GPS機能を利用した安全確保も可能です。スマートフォンのGPS機能やマップアプリを活用することで、生徒の現在地を把握し、もしもの事態にも迅速に対応できます。知らない土地での移動中に道に迷った際にも、マップアプリは円滑な移動を可能にし、充実した修学旅行を送る一助となります。
さらに、スマートフォンのカメラ機能は、修学旅行中の楽しい瞬間を記録するのに欠かせません。高画質なカメラでグループでの写真撮影や動画撮影を気軽に楽しめるほか、最近のスマートフォンにはアルバム機能も進化しており、写真の共有や保存も簡単に行えます。これにより、各班それぞれが専属のカメラマンのように思い出を残すことが可能になります。
その他、現地での情報収集ツールとしても活用できます。観光地の情報や営業時間、現地の交通手段などをリアルタイムで調べることができ、より効率的な行動につながります。翻訳アプリを利用すれば、現地の人とのコミュニケーションも円滑に進められるでしょう。
データ通信量の目安
修学旅行中にスマートフォンを快適に利用するためには、データ通信量の目安を把握しておくことが重要です。
ウェブサイトの閲覧や地図アプリの利用、SNSへの投稿など、スマートフォンの使い方によって消費されるデータ量は大きく異なります。例えば、地図アプリを350m利用した場合、約5MBを消費します。テキスト中心のメールであれば約2,000通の送受信で1GBですが、写真付きの場合は約1,000回と大幅に減少します。SNSのタイムライン閲覧では、わずか1分足らずで24MBを消費することもあります。特に動画の視聴やビデオ通話はデータ消費量が多く、YouTubeの中画質動画で約2時間、LINEのビデオ通話で約3時間15分で1GBを消費します。
これらの利用状況を踏まえ、写真や動画の自動再生設定をオフにするなど、普段からデータ通信量を節約する工夫も必要です。
修学旅行でWi-Fiをレンタルするなら「ZEUS WiFi for GLOBAL」がおすすめ
ZEUS WiFi for GLOBALは、海外でのインターネット接続手段としておすすめのレンタルwifiサービスです。世界135以上の国と地域に対応しており、海外旅行はもちろん、留学や修学旅行など、幅広いシーンで利用できます。特に魅力的なのは、1日あたり270円(免税)からという非常に安い料金設定で、予算を抑えたい方にとって大きなメリットです。データ通信量を気にせず使いたい方向けに、無制限プランも用意されており、使い方に合わせて選べる点も便利です。例えば、動画視聴やビデオ通話など、データ消費量の多い利用を予定している場合は、無制限プランがおすすめです。
Wi-Fiルーターの受け取りは、自宅への宅配と全国の空港内のコンビニ(ローソン)から選べるため、出発前の準備に合わせた選択が可能です。返却も、宅配便またはポスト投函で簡単に行えるため、帰国後の手間を軽減できます。さらに、出発日の最大8日前から端末を受け取れる「事前配送オプション」もあるので、出発前に余裕を持って準備したい方にもおすすめです。
また、複数人での海外旅行や修学旅行の場合、Wi-Fiルーターをシェアして利用できるため、費用を抑えつつ快適なインターネット環境を確保できます。1台で最大10台まで同時接続が可能なので、グループでの利用にも最適です。
快適な海外でのインターネット環境を求める方は「ZEUS WiFi for GLOBAL」を検討してみてはいかがでしょうか。